biography

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 私たちは日常生活に存在する美しいものや、不完全な物を崇拝している。つまり想像力の働きかけによって完成させるための「余地」を美意識として捉えている。この意識は日本文化が根底にありその中でも岡倉天心の「茶の本」に解説される茶の文化の美意識に通じると考える。また、人間社会における普遍性や無常観、あらゆる社会問題やそれらと対比するような自然界の真摯な摂理に心惹かれる。ステイトメントにあるように日本においてはバブル期の混乱がこれらに色を与えるハイライトであると考えている。これらはメタファーとして作品に込められるが、根源的には人々に「何か」を伝えたいと欲求し、社会の「何か」を変えたいと切望していた。ユニット結成当初「作者と作品及び作品と鑑賞者との距離」という点に疑問を抱き、スナックという会話を強制する空間を演出し、鑑賞者と会話をしたり、様々な表現方法のアーティストとコラボレートし演奏、ダンス、朗読などの演劇的なパフォーマンスを行なってきた。各距離感を全て破壊することで臨場感ある意思疎通が可能となり、感覚的な行為が鑑賞者を感化し、自発的な参加を促す効果も生まれた。芸術活動の根源的な力を体感したが、一過性という課題を抱える。その後コンセプチュアルな作品を展開し作品に込めた概念や隠喩を元に、より深い意思疎通が可能であると感じた。しかし論理的思考に頼る部分が多いため解像度の荒い意思疎通となる。そして近年より感覚的な「言語を超える意思疎通」をテーマに「S++」という作品シリーズの制作を始めた。言語的会話より純度の高い意思疎通が可能になり、鑑賞者自身の意識に影響を及ぼすため、一過性という課題を乗り越える。深遠な意思疎通とは「余地」を含む不完全な様を伝達する芸術そのものであると気づき「何を」伝達し、社会にどのように「機能」するかが重要であると考えた。 その答えは「現実」を伝達する「鏡」としての機能である。人は目で知覚したものを多少なりともイデオロギーやステイタスによって歪め象徴的に記憶している。「S++」は知覚と記憶の狭間に生じる直感的認識力を導き出し事物の本質を映し出す鏡として社会に機能する作品である。より純度の高い真澄鏡としての「S++」を完成させるため、映像、写真、平面、立体と各メディアにおいて模索中である。



My artwork has two Metaphors , that is several modern society issue and a nature. But more important point is a to function . That is like a mirror. my work is reflect about more realistic world . My work keep to stimulate a imagination and concentration o audience . That will possible to can open soul eyes for audience.Nowadays human been organize information and memories Process by depends on kind of a ideology or social status. That is a little Obscurity . Because it's just symbolic images , it's not realistic. I think disappeared everything 'art ism' in after 1960. Because art was fall in capitalism. I'd like to fight with this situation. And Nowadays science is grow up very fast without ethics.The difference is just a imagination between artificial intelligence and human been in the future .My work can changed this situation. I hope human been landed on more happiness world.